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百日咳とワクチン

百日咳とワクチン

百日咳は名前のごとく 咳が約100日続く! ことでこう呼ばれています。咳は激しく、それが約3ヶ月も続くということで生活の質も下がります。これまでは日本での発生数が分からなかったのですが、2018年から医師が届け出を行う5類感染症に指定されて、2019年には約1万6千例の発生が報告されています。1)この中で20歳以上は22%あり、決して子供の病気ではないことが分かってきました。

子どもは1歳過ぎまでに定期予防接種の4種混合ワクチン(破傷風、ジフテリア、百日咳、ポリオ)を4回打っていますがこの効果が年齢とともに減ることが分かっていて海外では追加で1-2回接種しています。当院では5歳の年長さんのときに同じように効果が減るポリオワクチンと一緒に打つことを勧めています。

また、かかる大人が減ることはかかる子どもが減ることにつながる可能性があります。大人では三種混合ワクチン(破傷風、ジフテリア、百日咳)を10年毎に打つことを勧めています。2)

いずれも自費での接種となりますがその意義や効果から必要なワクチンであると考えています。当院でご相談いただければと思います。

参考資料

1)   2021年度 百日咳について

2)    こどもとおとなのワクチンサイトより おとなのワクチン接種スケジュール