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百日せき

百日せき

百日咳菌が鼻から入っておこる感染力の強い病気です。
特有のはげしいせきが3ヶ月もつづくことから百日咳といいます。


その特徴は?

夜間に顔を真っ赤にして息が止まりそうなほどコンコンコンコンと長いせきが起こり、その直後にヒューと大きく息を吸い込む発作が特徴です。咳き込んで、吐くこともしばしばあります。


家庭看護のポイントは?

★食事 
消化のいいものを少しずつあげましょう。

★外出 
最低でも3週間は人にうつるので、せきが少なくなっても親の判断では外出させないようにしましょう。

★清潔 
せきがひどい間は入浴できないので、身体をよく拭いたり、足を洗ったりしてあげましょう。

★その他
肺炎・脳炎・中耳炎などを合併することがあります。薬はきちんと飲ませましょう。

せきがひどい間は、軽く背中をさすったり上半身を高くして寝かせましょう。

また、お部屋の乾燥を防ぎ、換気にも気を配りましょう。

赤ちゃんは、泣くことが引き金となり、せきがひどくなり息が止まることもありますので、抱っこするなどしてなるべく泣かせないことも大切です。


予防接種を受けましょう

お母さんからの免疫がないため、生まれて1ヶ月の赤ちゃんでもうつる重い病気です。

四種混合ワクチンとして生後3ヶ月から接種していますので必ず受けましょう。また、百日咳ワクチンの抗体価は1歳過ぎの追加接種の計4回接種では低下します。5歳の年長さんの時に、同じ様に不活化ポリオワクチンの抗体価も低下するので、百日咳ワクチンと不活化ポリオワクチンの2つの入った4種混合(三種混合ワクチンと不活化ポリオ)の追加接種をしてください。MRワクチンとの同時接種をお勧めします。 成人の方なども百日咳ワクチンの抗体価が低下してる可能性があります。成人がかかると乳児に感染する可能性がありますのでやはり4種混合ワクチン接種をお勧めします。