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BCGワクチン

BCGはどんなワクチン?

BCGは結核を予防するワクチンです。
結核に対する抵抗力はお母さんから貰うことができません。
乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。
全身性の結核症や結核性の髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性もあります。
BCGの効果は接種してから10~15年です。

結核って?

咳や発熱が続く病気ですが、子どもの場合、咳などの症状はあまりみられません。

赤ちゃんの場合は粟粒結核(結核の全身感染症)や、髄膜炎になりやすく、後遺症が残ったり、死亡する例がみられます。

BCGの注射は?

スタンプ式で、腕の外側2ヶ所に接種します。
それ以外の場所に接種すると、ケロイドなどの副反応が出ることもありますが、一般的には無治療で経過を観察するだけでよいものばかりです。
厚生労働省の報告によるとBCGワクチンの副反応は760件/2,067万接種件数と非常に少ないです。

接種当日のお風呂は?

当日はお風呂に入っても大丈夫です。
かいたりこすったりせず、優しく洗ってください。

接種後のお話

接種後、10日くらいすると、スタンプの後が赤くぽつぽつしてきます。

接種後4週間(1ヵ月)後くらいに、その反応は最も強くなりますが、その後はかさぶたになります。

接種後3ヵ月までには良くなり、小さな傷あとが残るだけになります。
それはBCG接種により、抵抗力(免疫)がついた証拠になります。

コッホ現象とは

通常接種後、1ヵ月後に出る反応(赤いぽつぽつ)が3~10日までに出ることがあります。これをコッホ現象といいます。 原因として 接種時に結核に感染していた可能性が考えられます。

 必ず結核に感染しているとは言えませんが、この症状があるときは、ご相談ください。