みずぼうそう
みずぼうそうウィルスが口や鼻から体の中に入って、うつります。
また、水ぶくれの中の水が皮膚についてもうつります。
その特徴は?
胸やおなかなどに赤いボツボツができ、それがすぐに水ぶくれに変わり、やがて黒ずんで乾いてきます。
みずぼうそうは、口の中や目やオチンチンにもできることがありますから注意してみましょう。
口の中にできると口内炎のように痛がります。
みずぼうそうの出方が多い少ないは個人差があります。熱も出る場合と、でない場合があります。
いずれにしても、約1週間~10日で治ります。
合併症として、肺炎や脳炎があります。
潜伏期(12~21日)の後、耳の後ろ・首の両側・後頭部のリンパ腺がはれます。
のどが痛む程度であまり症状は強くありません。
入浴時に裸になり、はじめて発疹に気付くようなことも多く、熱もあまりでません。
4~5日で発疹は消え、1週間以内で治ります。
家庭での看護は?
・食事
いつも通りでいいのですが、口内炎を起こしている場合には柔らかいもの、流動食などがよく、すっぱいもの・辛いものはさけましょう。また、煎茶・白湯などは充分に与えましょう。
・外出
水ぶくれのある場合は人にうつりますので、その間は外出を避けましょう。
登校・登園の場合は医師の許可が必要です。
・清潔
皮膚の二次感染を防ぐために、つめを切り、手を清潔にしましょう。
水ぶくれが黒く乾燥してしまえば、入浴できますが、医師に相談してから決めましょう。
治療は?
かゆみ止めの軟膏と飲み薬です。成人や重症化する場合は、抗ウイルス剤内服をします。
予防方法は
水痘のワクチンを1歳と1歳3ヶ月で2回接種します。小学生以上で水痘ワクチンを2回接種していない又は水痘にかかっていない人はワクチン接種をおすすめします。