ひきつけ(熱性けいれん)
どんな症状?
急に子どもの動きが止まり、目がつりあがって手足が硬直する、これが「ひきつけ」です。
1歳から3歳頃までが最も多く、発熱のときに起こしますが、たいてい1~2分程度でおさまるものです。
どうしたらいいですか?
ひきつけを起こしたら、あわてず静かにねかせ、顔を横に向けます。
吐いたものがのどにつまらないようにボタンやひもをとき、衣服をゆるめて体を楽にしてあげましょう。
スプーンやおはし、指などを口に入れてはいけません。舌をかむことはまずありません。
むしろ無理をして口の中をけがさせたり、歯を痛めることのほうが多く、また、ハンカチを突っ込んで窒息死させた例さえあります。
また、大声を出したり、やたら体をゆすったりしてもいけません。
冷静に次のことを観察しましょう。
①けいれんの時間・・・何分くらいか?
②目や手足の動き・・・ぴくぴくしている / 大きくつっぱる / 片足だけ手足がつっぱる
けいれん止めや熱さましの「座薬」使用については、効果と副作用の問題もあるので医師とよく相談しましょう。
次の場合はすぐ病院へ
・5分以上つづくとき
・全く熱のないときに起きたとき
・生後6ヶ月前のけいれん
・何回も繰り返してけいれんを起こすとき