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国内用不活化ポリオワクチンの販売についての私の考え方-その2

国内用不活化ポリオワクチンの販売についての私の考え方-その2

単独不活化ポリオワクチンの無料接種は、9月から始まっています。
このワクチンは、当院で8月まで自費で接種していた不活化ポリオワクチン(イモバックスポリオ)と同じソーク株のワクチンです。

接種方法は、当院では筋肉注射でしたが、承認された日本でのワクチンは皮下注射です。

4種混合ワクチン(3種混合ワクチンに生ポリオワクチンを不活化した不活化ポリオワクチン(セービン株)を混合したワクチンは11月から始まっていますが、ほとんど供給されず接種できていないのが現状です。

日本の標準の接種方法は、現在の三種混合ワクチンと同じで、全部で4回の接種です。
4種混合ワクチン(セービン株)は日本初そして世界初のワクチンです。
治験での症例数もわずかであり、当院では薦めていません。

単独不活化ポリオワクチン(ソーク株)と4種混合ワクチン(セービン株)はポリオの株が違うので、一緒に接種しないほうが良いと思います。

今回、厚労省は他のワクチンとの同時接種も許可しています。

不活化ポリオワクチン(イモバックスポリオ)はかならず早めに接種してください。

世界では不活化ポリオワクチンのトータル5回以上の接種も行われています。 
当院では、自費不活化ポリオワクチンを3回接種したかかりつけの患者さんは、最終接種後1年で4回目、5回目は4歳以降での接種を考えています。
自費不活化ポリオワクチンを1回ないし2回接種した患者さんには全部で5回接種を考えています。

ポリオワクチン含めての接種スケジュールについては、かなり複雑で専門的です。
当院では日本小児科学会およびVPDの会の予防接種スケジュールに基づいて当院独自に考えた接種スケジュールで施行しています。
詳しくは 医師と相談して決めてください。

ご不明な点はご遠慮なくお尋ねください。