コロナワクチン接種を迷っている人たちの為に、先生に聞いてみた
コロナワクチン接種について心配している方が非常に多いので、気になることを渡部クリニック院長の渡部 顕先生に聞いてみました。
先生!コロナワクチンの効果ってあるんですか?
現在日本で使用できるファイザー社、モデルナ社ワクチンともに非常に高い予防効果があります。ファイザーのものであればワクチンあり・なし18000人ずつを観察してワクチンを打った方は感染が8人、ワクチンを打たない方は162人と報告されています。これが94%の予防効果と言われているわけですね。
10代の接種についてはどうなんですか?
ファイザーワクチンについては12-15歳を約1000人ずつ打つ人と打たない人に分けて臨床試験がされており、ワクチン打たない人は16人が感染しましたがワクチン打った人は一人も感染しませんでした。抗体の量もかなり多く確認されております。副反応も重篤なものはなく、通常の接種部位の痛み・倦怠感・頭痛などが1〜数日で改善しております。
変異株についてはどうなんですか?
様々な変異株が今後も確認されることが予想されています。コロナウイルスは動物の体でしか生きることが出来ないので様々な人の体を渡り続けることが変異株の出現に関連していると考えられています。つまりワクチンでできる強力な抗体によりウイルスが生きられる場所が無くなることで、この変異株の出現を減らすことができる可能性があります。これがよくわかっている国は大規模なキャンペーン(賞金など)でワクチン接種を推進しているんですね。
反ワクチンもいますが、先生はどう思いますか?
どんなワクチンも反ワクチン運動があり、これは人類の歴史でもあります。”怖い“という感情に訴えかけるものが多く、科学的な論争をしても超えられないのです。インターネットやSNSなど情報が溢れている現在は反ワクチンがさらに加速することが考えられます。不安なことがあれば、我々専門家に聞いて下さい。