嘔吐と下痢の時

嘔吐と下痢の時

どうしたらいいですか?

吐いたり、下痢したりするのは、いろいろな原因がありますが、ほとんどは、ウイルスによるものです。

たとえば、ノロウイルス・ロタウイルスは、代表的なウイルスです。

嘔吐や下痢は、身体に入ったウイルスを体の外に出すための防御反応ですので、基本的に吐き気どめや下痢どめは、使用しないほうが賢明です。

嘔吐は、大体1日か二日、多くは下痢も数日でおさまります。

ある一定の期間だけ原因となるウイルスを吐いて下痢すれば自然に改善しますので、あまり心配いりません。

ただ、嘔吐や下痢により身体の水分や塩分が失われると脱水症状をきたしますので、水分と塩分を少しずつ(一口ずつ)頻回に与えていき、飲めるようであれば飲む量を少しずつ増やしていく必要があります。

嘔吐や下痢が改善したら、消化のよいものを食べます。

ただし、母乳は中止する必要はありませんし、むしろ、母乳は投与したほうが症状改善に役立ちます。

一日の水分と塩分の摂取量の目安は子ども大体、体重あたり80~100mlで、大人は一日あたり1.5Lから2L、これは最低必要量であり、それ以上摂取しても支障はありません。

むしろ、たくさん飲んで悪いものを身体の外に出したほうがいいのです。

水分と塩分の含まれたイオン飲料水としては、大塚製薬のオオエスワンや和光堂のアクアライトORSなどを勧めます。これらは砂糖成分が少なく、塩分であるナトリウムとクロ-ルが多く含まれています。ですから、浸透圧が低いために水分の吸収がよく、下痢の改善が早く、また、虫歯になりにくい特徴があります。

その点、市販のスポ-ツドリンクは、砂糖成分が多く塩分であるナトリウムとクロ-ルが少なく脱水や下痢の改善に不適であり、また、虫歯になりやすいのでお勧めしません。

嘔吐や下痢した排泄物は、感染する原因となりますので、速やかに除去し十分な消毒が肝心です。そうしないと、周囲の人にすぐに伝染します。