3日ばしか(風疹)
どんな病気?
風疹ウィルスが口や鼻から入っておこる感染症です。
はしかによく似た発疹が全身に出ますが、全く別のものです。
その特徴は?
潜伏期(12~21日)の後、耳の後ろ・首の両側・後頭部のリンパ腺がはれます。
のどが痛む程度であまり症状は強くありません。
入浴時に裸になり、はじめて発疹に気付くようなことも多く、熱もあまりでません。
4~5日で発疹は消え、1週間以内で治ります。子供はかかっても軽いことが多いですが
大人は合併症をおこすことがあります。
家庭での看護は?
・食事
何を食べさせてもかまいませんが、下痢や熱のあるときには消化のいいものをあげましょう。
・外出
寝かせておく必要はありませんが、人にうつる病気なので外には出さないようにしましょう。
登園・登校などの集団生活には医師の許可が必要です。
・清潔
発疹の出ている間は、おふろはやめましょう。おふろが刺激になり、発疹が増えることもあります。
その他注意することは?
①妊娠初期に風疹にかかると、難聴・心臓病などの奇形児が生まれることがあります。
②脳炎・紫斑病などの合併症があります。
③風疹とまぎらわしい発疹の出る病気があります。血液を調べると風疹にかかったどうかわかります。
予防方法は?
子供はMRワクチン(はしかとふうしんの混合ワクチン)を1歳と年長さんの年齢で接種します。2回接種により予防可能です。
小学生以上ではしかや風疹の抗体のない人はMRワクチンを接種してください。