脳疲労について
いよいよ9月間近で、暑さもやや収まってきた印象ですね。夏バテなどなど疲れを表すような言葉はとても沢山ありますね。最近の私の注目している疲れは脳疲労です。
きっかけは新型コロナウイルスの後遺症です。未だ診断基準、原因や治療方針も定まらないこの厄介な病態は世界で数百万人が罹患し、労働人口の減少が顕著に現れている国もあります。
日本でも今回の感染増多で後遺症が増えることが予想され、当院でもご相談いただくケースが最近目立ちます。
まだエビデンスが多くない分野ですから、どちらかというと経験の多い先生の症例から学ぶことが多いですが、大事なのは「疲労」を取ることのようです。特に脳疲労ですね。
他の病気のように仕事に戻って少しずつ体を慣らしていくといったやり方を行うと逆に時間がかかるケースがあります、1歩進もうと思ったら5歩くらい下がってしまう。
無理をしないことがとても大切であるということです。
こういった経験から私達は本当に脳を酷使しているのではないかと最近強く感じるようになりました。(ファンタジーなのですがそれに警鐘を鳴らしているのがコロナウイルス!!なのかとも思えてきます、、、)
様々な動画配信サービスやSMSなど世界中のクリエイターが魅力的すぎるものをどんどん配信してわけで、その情報を耐えず受け続けいている脳にも休息が必要ですよね。
今までやったことがないくらい脳を思考停止状態にして休ませることは以外に難しいのですが、まずは寝る前のスマホやテレビなどを避けることから始めるのが良いでしょう。
私の脳疲労回復の一つはサウナです。実はこんなブームになる前からのサウナーです(笑)
写真はサウナ西の聖地と言われる熊本の「湯らっくす」です。
なんたってスマホ無しで入るわけなのでその時点でメリットがありますし、いわゆる「ととのった」状態は脳の思考停止状態ですから脳疲労をバッチリ取ります。
みなさんも是非疲れた”あたま”を休める時間を作ってあげてください。
渡部クリニック 院長