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食物アレルギーについて

[2021.12.05]

食物アレルギーは、原因となる食べ物を食べた際に免疫システムが過剰に反応し、体にさまざまな症状を引き起こす状態です。日本では3歳までに診断される子供は6人に1人と報告されており、世界的にも患者数が増えている重要な健康問題の一つとなっています。

多様な症状が見られる食物アレルギーの種類と特徴

食物アレルギーには、発症のタイミングや症状の出方によって多くの形態があります。

即時型症状 原因食物を食べてから2時間以内に発症する最も一般的なタイプです。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー 特定の食品を摂取した後に運動を行うことで重篤な症状が引き起こされます。
新生児・乳児消化器症状 嘔吐や血便、下痢などの消化器症状を中心に発症します。
口腔アレルギー症候群 主に果物や野菜が原因となり、口の中のかゆみや違和感をきたします。

花粉-食物アレルギー症候群について

正確な診断のために重要な問診とアレルギー検査

食物アレルギーの診断において、最も重要なのは正確な問診です。疑われる食べ物の種類、摂取時の症状、食後の経過時間、摂取量や調理形態などの詳細な情報が不可欠です。記憶は時間とともに曖昧になるため、症状が出た際はなるべく早く医療機関を受診することが、より確かな診断につながります。 当院では、以下のステップで診断・検査を進めてまいります。

  1. 詳細な問診
    摂取状況や症状の経過を詳しく伺い、原因の絞り込みを行います。
  2. 補助的な検査
    必要に応じて血液検査を実施し、アレルギーの傾向を確認します。
  3. 食物負荷試験の実施
    より高度な検査が必要な場合、当院での実施または専門の医療機関をご紹介いたします。

なお、2023年1月より、当院でも一部の食物負荷試験を開始しております。

除去から耐性獲得へ!食物アレルギーの最新治療

治療方針は、一昔前の「原因物質をすべて除去する」という考え方から大きく変化しています。現在は、重篤なアナフィラキシーのリスクがある場合を除き、症状が出ない量や形態は積極的に食べることで、耐性獲得を目指すことが治療の原則となっています。

アレルギー予防の鍵となるスキンケアと離乳食の開始

近年の研究では、アトピー性皮膚炎や皮膚の湿疹を適切に管理する皮膚のコントロールが、新たな食物アレルギーの発症予防に極めて重要であることが分かってきました。 皮膚をつるつるの状態に保ちながら、離乳食を遅らせず順番に開始することが大切です。毎日のスキンケアや離乳食の進め方で悩む場面も多いかと思いますが、地域のかかりつけ医としてサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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