おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)
[2025.10.29]
おむつかぶれとは?
おむつで覆われた部分の皮膚に炎症が起きて、赤くただれたり、ブツブツが出たりする皮膚トラブルです。
湿った状態やおしっこ・うんちの刺激、摩擦などが原因で起こります。
生後数か月~1歳前後の赤ちゃんに特によく見られます。
主な症状
- おむつのあたる部分(おしり・股・太ももなど)が赤くなる
- 細かいブツブツやただれがある
- かゆがったり、触ると痛がる
症状が強い場合は、おむつ替えのときに泣いて嫌がることがあります。
自宅でできるケア
軽いおむつかぶれは、おむつ交換やスキンケアの工夫で改善することが多いです。
- おむつはこまめに交換(うんちはすぐに)
- ぬるま湯ややさしいおしりふきでやさしく洗う
- 皮膚を乾かしてからおむつをつける
- ワセリンなど保護クリームを薄く塗る
※ゴシゴシこすらず、タオルで押さえるように水分をとりましょう。
受診をおすすめするケース
次のような場合は、小児科や皮膚科を受診してください。
- かぶれが広がっている/改善しない(数日以上)
- じゅくじゅくして膿が出ている
- 熱がある、元気がない
- 真っ赤なブツブツが外側に広がりカンジダ(真菌)感染が疑われる
- 痛みで排泄や睡眠に影響している
早めの受診で、必要に応じて炎症を抑える塗り薬やカンジダ用の薬を使うことで早く良くなります。
まとめ
- おむつかぶれは乳児期によくある皮膚トラブル
- こまめなおむつ交換と保湿・保護が大切
- 改善しない、広がる、痛がる場合は早めに小児科へ
