生活習慣病・がん検診
がん検診・生活習慣病検診のご案内
地域の皆さまの健康を守るために
渡部クリニックでは、がんの早期発見と生活習慣病の予防・管理に力を入れています。
どちらも「症状が出る前に気づくこと」がとても大切です。
がん検診について
国や専門学会が科学的根拠に基づいて推奨している 対策型検診を当院でも受けることができます。
- 大腸がん検診:便潜血検査(毎年)で早期発見
- 胃がん検診:胃部X線または胃内視鏡(50歳以上、2年に1回)
- 乳がん検診:マンモグラフィ(40歳以上女性、2年に1回)
- 子宮頸がん検診:細胞診(20歳以上女性、2年に1回)
これらは、死亡率を下げる効果が科学的に証明されている検診です。
肺がん検診としての胸部レントゲンや、前立腺がん検診としてのPSA測定については、研究上「死亡率を下げる効果は限定的」とする報告もあります。
しかし、胸部レントゲンは被曝量がごく少なく、生活習慣病健診の一環として無理なく実施できる検査です。
また、PSA検査は通常の採血と同時に行えるため、患者さんに新たな負担をかけずに前立腺がんの早期発見につなげることができます。
当院では、これらの特性を踏まえ、胸部レントゲンとPSA検査を積極的に取り入れた健診を行っております。
「対策型検診」については当院では以下の対応を行っています。
- 肺がん、大腸がん、前立腺がん(当院で実施可能)
- 胃がん、乳がん、子宮頸がん(周辺の医療機関をご紹介)
生活習慣病検診について
生活習慣病とは、食事・運動・喫煙・飲酒などの生活習慣が発症や進行に関わる病気のことです。
代表的なものに、高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症があり、これらは動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳卒中の大きな原因となります。
例えば、日本では約3人に1人(約4,300万人)が高血圧と推定されています。
これらの病気はほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行し、ある日突然大きな病気を引き起こすことが最も怖い点です。
だからこそ、症状が出る前に健診で確認することが重要です。
当院では、血圧・血液・尿検査などを通じてリスクを早期に見つけ、食事・運動・生活習慣の改善や治療につなげることができます。
- 健診をきっかけに生活習慣を見直す
- 治療中の方は合併症の予防につながる
- 家族歴のある方は特に定期的なチェックが大切
また、他院で受けた検診・健診の結果についてもご相談いただけます。
「精密検査が必要かどうか」「どこで受けるのがよいか」なども一緒に検討いたします。
当院のがん検診・生活習慣病健診
- がん検診(肺がん・大腸がん・前立腺がん)
- 生活習慣病の健診
- 必要な方には骨密度測定
実施時間:平日 9:00 / 14:30(予約制・所要約1時間)
対象:横浜市国保、生活保護、後期高齢者、一部の会社健診に対応
院長よりメッセージ
病気を完全に防ぐことは難しく、一定数の方はかかってしまいます。
しかし、科学的に効果が証明された検診・健診を受けることで、その可能性を減らすことはできます。
「できることはやっている」という安心感にもつながります。ぜひご活用ください。
連携医療機関
- 済生会東部病院
- 川崎市立川崎病院
- 太田総合病院
- 横浜石心会病院(旧さいわい鶴見病院)
- 横浜市立大学附属市民総合医療センター
- 川崎幸病院
- 横浜労災病院
- 横浜市立みなと赤十字病院
